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災害時にトリマーの役割

大事な愛犬のための準備はしてますか?

1月17日阪神淡路大震災から25年が経っというニュースが、報道されていました。日本だけではなく、世界どこでも突然やってくる自然災害。
一瞬で、今までの生活が一変してしまうことも。
誰でもが、遭遇する危険があり、他人事ではありません。
しかし、「何をどうしたらいいのか、わからない?」「何もしていない!」
「誰に相談しおたらいいの?」と言われる飼い主の方も以外の多いのも事実です。実際に災害に遭われ、ペットとのことが一番困っと言われる人も少なくはありませんでした。

震災にあった卒業生の話し

2001年青山ケンネルスクールを卒業
新潟県長岡市で「ペットサロンメグ」開業目黒良江さん

中越地震に襲われ2004年当時、目黒さんはトリミングとホテルやシッティングなど地域密着型の自宅サロンを開業していました。地震が起こったのがシッティングのお散歩を終え買い物をして自宅に戻った直後でした。トラックが自宅にぶつかってきたような大きの地震でした。ストーブの炎が上がり慌ててストブを消し、オロオロしている愛犬の老犬コロと机の下に隠れてしまったプードルのレオを慌てて抱いて外に連れてでました。お店にあったケージに2頭を入れて自宅の被害を確認しているとお店のドアをガリガリする音がしました。愛猫のタマは地震直後から姿を見せてませんでしたので、タマかと思いました。ドアをあけるとそこにいたのは、トリミングやシッティングを利用してもらっている近所のウェルッシュ・コーギーのケンタ君でした。飼い主さんはおらず、一人で逃げて来たようでした。ケンタくんをとりあえずケージに入れて、ケンタ君のお家に様子を見に行きました。懐中電灯で照らすと、ケンタ君のお家の脇の道は崖に崩れ落ち、家は傾き、窓は割れ、玄関は外れ一緒に飼っている3匹の猫の姿はありませんでした。もちろん人の気配もありません。きっと一人になったケンタ君は私を頼って逃げてきてくれたんだとわかりました。その時また、余震がきたので、お隣の方にケンタ君はうちで預かっていることを伝言して急いで帰りました。飼い主のお父さんが帰宅されたのは、深夜になってからで、お母さんは東京の行っていたのでその日は帰宅できませんでした。ケンタ君は、その日からお預かりになり余震が収まるまでの数日は、車でのコロ・レオ・タマとケンタ君で過ごしました。その後避難所に移りましたが、なれないケージでの生活に耐えてくれてことに本当に感謝しています。ライフラインが復旧して、お店が再開してもトリミング中のバリカンの音に敏感になったりするワンちゃんもいて、人だけでなく犬たちにも災害のストレスはすぐには癒えないとおもいました。今回の地震で、ケンタ君が日頃のトリマーとして関わった私を頼って逃げて来てくれたこと、などトリマーとして嬉しいこともありましたが、もっと防災対策などに関心を持っていたらとおもいました。         「犬が好き 人も好き」鈴木 邦枝 著者 より抜粋

災害時に備えることが大切!地域の愛犬のためにトリマー発信を

災害に備えるためには、日頃の知識や、情報をもとに備えることがとても大切です。ペットの飼い主の方々にトリマーから情報、発信をしていくのも役目だとケンネルスクールでは、ビジネンス講座の中に「災害時における愛犬の避難対応」について学び、実際の店舗実習をとうして研修をしています。卒業後、プロのトリマーとして多くの愛犬たちと関わることになるので、トリミングだでなく地域の飼い主の方々と愛犬たちの日常生活だけでなく、災害時や、避難時にもお手伝いができること目指しています。

愛犬のために普段からの防災対策をするためのバックアップ

ペットは基本同伴避難になります。
実際に犬を連れて歩いてみて、危険な場所を探索してハザードマップを制作をします。
また、愛家のための避難グッツの用意やリスト作りし、バックやクレート・靴や食器ペットシーツetcなどの紹介や販売、薬やワクチン・狂犬病の予防注射証明書・鑑札などは、避難所では必要になることもあります。
もし、迷子になるって想定もします。
マイクロチップの装着やチラシや情報リストを事前に用意することも必要です。
愛犬の食事はどうでしょうか?水だけでできるフリーズドライを使ったフードを(鶏肉など)作れれば、少しは犬たちも食欲が湧いて元気に過ごせるのではないでしょう。
避難所は、ペットは屋内施設には入れません。地域によっては避難所に連れていけない場所もあります。基本は屋外の仮設テントなどにケージやクレートでの生活になります。
普段からのトレーニングやしつけがとても大切になります。
私たちプロのトリマーは、トリミングだけでない犬のスペシャリストでもあります。
愛犬のストレスと減らすことが、避難所でのトラブルを減らし、飼い主の方々のストレスを減らすことに繋がるようにしていくのが、トリマーの役割でもあると思っています。

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