自分の愛犬を、自分の手で可愛くしたい
女優として活躍しながら、トリマーを目指した26歳の挑戦
「愛犬を、自分でカットできるようになりたいんです。」
そう話してくれたのは、現在26歳の木下さん。総合制でスクールに通っています。
15歳からお芝居の世界で活動し、特撮作品やドラマなどに出演してきた彼女です。
一見、華やかな世界とはまったく違う“トリマー”という道。
でもその原点は、とてもシンプルで、まっすぐな想いでした。
犬がいる人生が、当たり前だった


今はミニチュアシュナウザーの「なると」くん(1歳・♂)と、
ご実家でプードルのぐぅくん(6歳・♂)を飼っています。
以前は元々拾ってきて迎えた、ヨークシャーテリアとスピッツが実家にはいて、実は子どもの頃から犬に囲まれて育ちました。
「将来はビションフリーゼを飼いたいんです。」
なるとくんは引っ越しをきっかけに迎えたそう。
そんな人生の節目に、いつも犬がいる。
だからこそ、
“カットをお願いする側”から“カットする側”へという発想は、自然な流れだったのかもしれません。
女優として10年。それでも「新しい挑戦」を選んだ理由

15歳のとき、お母様が現在の事務所のオーディションに応募。
そこからお芝居の世界へ。
本当は看護師になりたいと思っていた時期もありました。
お母様が看護師だった影響もあったそうです。
でも、やってみたら演じることが楽しかった。
大学ではメディアや映像、照明など裏方も学びました。
「今の仕事にも活かせるし、もっといろいろ挑戦したい。」
その“挑戦したい気持ち”が強くなったとき、
思い浮かんだのが――
犬のカット。
「自分でやりたい。」
将来は、お母様と一緒に何かできたら。
芸能の仕事は続けながら、
別の軸も持ちたい。
それがトリマーという選択でした。
ケンネルスクールを選んだ理由
「いつでも入学できるところがよかったんです。」
ーー随時入学制ーー
クラス分けなどがある専門学校よりも、
自分のペースでコツコツ積み上げるスタイルが合っている。
芸能活動と両立できる環境も、大きな決め手でした。
スクールに入って感じた“楽しさ”

「カットオーダーを見る瞬間が楽しいんです。」
今日はどんなわんちゃん?
どんな性格?
どんな仕上がりを求められている?
毎回違う子を担当できるワクワク。
そして――
1頭を自分で仕上げたときの達成感。
最近では、ビフォーアフターがはっきり分かるように。
スマホのフォルダに写真を保存して見返しています。
家族に送ると「うまいじゃん!」と応援してくれる。
支えてくれる人がいる心強さ。
そして自信が少しずつ積み重なっていく。
正直に言うと、大変なこともある
「爪切りが怖いです。」
暴れてしまう子の保定。
ひるんでしまう自分。
犬は言葉で会話できない。
だからこそ“それぞれに向き合うこと”ことが大切。
1頭1頭、性格も違う。
同じやり方は通用しない。
でもそれが、トリマーの面白さでもあります。
将来のビジョン

実は、これまで“就職”をしたことがない彼女。
「卒業したら、まずはサロンに就職したいです。」
経営や接客も学びたい。
将来は家の近くで、少人数のアットホームなサロンを開業したい。
大好きな母と、犬とともに。
まずは現場を知ることが、夢への第一歩。
そしていつか――
自分の軸を持つトリマーへ。
トリミングスクールを迷っているあなたへ
彼女は特別な存在でしょうか?
いいえ。
✔ 犬が好き
✔ 新しいことに挑戦したい
✔ 自分の可能性を広げたい
その気持ちがあれば、十分スタートラインに立っています。
「なるとちゃんを、自分で可愛くしたい。」
そんな小さなきっかけが、
人生の新しい道になることもある。
芸能という世界で10年続けてきた彼女でさえ、
“また初心者”として学び直しています。
⸻
今、迷っているあなたへ。
トリマーは、
技術だけじゃない。
犬と向き合う力。
自分と向き合う力。
そして――
“好き”を仕事にする勇気。
あなたの一歩が、
未来を変えるかもしれません。

