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社会経験を積んできたからこそできる接客やサービスとは

トリマーは技術職です。「技術職は、若い時から専門学校に入り、学んだ方がいいのではないか。」そう考える人は少なくありません。

今回は社会人として働きながら、現在フリータイム制で通学中の大迫さんにお話を伺いました。

トリマーという職業を選んだ理由

授業中

大迫さんは、薬剤の営業職、犬の療法食の営業職を経て、現在は大学で薬剤管理のお仕事をされています。

トリマーを目指したきっかけは、一番は、犬の療法食の営業時代に、犬の皮膚疾患やアレルギーの症例を見て、もっと身近で犬に携わって、健康のことを伝えたいと感じるようになったことです。また動物病院でカットの様子を見ることもあり、ペットカットの可愛さに気づき、将来の仕事にできたらいいなと思うようになったからだそうです。

最初の薬剤の営業職時代にも、営業としてこのままフルパワーで働くことに不安を感じ、手に職をつけたいと感じていたのも、きっかけの一つとしてありました。

そんな折、世田谷区の担当になり、たまたま当校の前を通った際、そのまま飛び込みで資料をもらいました。他にも専門学校がたくさんあるのは知っていたけど、話を聞いてすぐに入学を決めたそうです。当校では、入学は、好きな時にできます。

大迫さんが持っているもの① 動物への優しさ

生まれた時から、大迫さんの周りには必ず犬がいました。また大学では、クジラの研究をしたくて海洋学部に入り、サークルも乗馬サークルに入るなど、とにかく動物が大好きな大迫さん。トリマーを目指す前から、保護犬のリノちゃん、のちにラニちゃんを迎え、動物が身近にいる生活を送っていました。

営業時代に、動物病院で犬への接し方を間近に見ていたことも、犬への優しい接し方に繋がっています。

大迫さんは、学校でのトリミング中も、いつも犬を気遣ってトリミングをされています。動物への優しさや思いやりは、小さい頃から今に至るまで培われてきたものです。

大迫さんが持っているもの② コミニュケーション能力

授業中も放課後も、いつもにこやかな大迫さん。他の生徒さんとも打ち解け、大迫さんがいるとその場が和みます。どうしてそんなにコミニュケーション能力が高いのでしょうか。

大迫さんは、5人家族の末っ子で、いつも賑やかな家庭でした。また今まで、ちくわの販売、和菓子屋の売り子さん、ガソリンスタンド、レジ打ち、コンビニの店員など、様々な接客業をされてきました。

また社会に出てからも営業職をされています。これまでの環境や経験も、コミニュケーション能力が高い理由の一つかもしれません。

大迫さんが持っているもの③ 経験から生まれる将来のビジョン

「どんなトリマーになりたいですか?」と質問すると、

「オーナーと向き合って、カットだけじゃなくトータル的にサポートできるトリマーになりたいです。自分が主体になって、身近に飼い主さんと犬にアプローチできる仕事、それがトリマーだと思います。」と大迫さんは言います。

皆さんは、自分の犬を預けるなら、どんなサロンがいいですか?

「カットが上手なサロンがいい。」と答える飼い主さんもいると思います。でも、「自分の犬に優しくて、親身に相談に乗ってくれるトリマーさんがいるサロンに預けたい。」そんな風に答える飼い主さんも、たくさんいると思います。

飼い主さんの中には、「毎月トリミングに出していて、信頼できる〇〇さんだから相談してみよう。」「獣医さんにはこんなこと相談していいのかわからないから、トリマーさんに聞いてみよう。」と思っている方が、実際多いのです。

大きな夢に向かって

人や動物・犬への優しさ、経験から培ったコミニュケーション能力、仕事の現場からの気づき・理想が、近いうちに大迫さんにしかできないトリマーとしての接客やサービスを生むことでしょう。

卒業後は、会社員として働きながら休日にトリマーとして働き、3〜5年の内に自分のサロンを開きたいそうです。

将来の夢は、人の病院の中にトリミングサロンを開き、長期入院している小児病棟の子が自分の愛犬に会いに来て、愛犬から元気をもらえるような、そんな場所を作ることだそうです。

そんな大迫さんの優しさに溢れる将来のビジョンを、私たちは心から応援します。

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