わんちゃんと飼い主さんの幸せと健康をサポート出来るトリマーを目指して
今回は2022年4月に集中制ドッグビジネス科を卒業された、猿田理沙さんにお話をお伺いしました。
猿田さんは卒業後すぐ動物病院のトリマーとして就職され、今現在もバリバリ働かれています!今回のインタビューではトリマーを目指し始めたきっかけや、いざ、実際に就職してみて、今どう感じているのかを聞かせてくれました!
★トリマーという職業を目指した理由を教えてください!
以前は毎日働き詰めで、将来このままで良いのかと悩んでいた時に、今飼っているポメラニアンの子と出会い、怪我や病気をしたその子と一緒にいて、この子のケアを自分で全部やりたい!と思うようになりました!
そのための知識や技術を身につけようと思ったのが学校に入学したきっかけです!
今まで動物と関わりたいと思っていた気持ちもありましたし、トリマーとして働き多くの犬や飼い主さんが幸せな生活を送るお手伝いをしたいと思うようになり今の仕事を選びました。
★今は動物病院のトリマーさんということですが、お仕事内容を教えてください!
メインはもちろんトリミングです!
ただ、わんちゃんだけでなく猫や鳥、様々な動物に対応している動物病院なので、その子たちのお世話や、診察の保定や検査のお手伝い、お掃除など様々な作業をおこなっています。
トリミング技術が身につくのはもちろんですが、色々な治療も見せてもらえますし、
薬もどんな効能があってこんな理由で処方されているっていうのを教えてもらえるから勉強になります!
★実際に動物病院のトリマーとして働いてみて、楽しいこと、大変なことはなんですか?
毎日たくさんの犬猫、小動物に会えることはとても楽しいです!
大変なことは、トリミングに来る子のほとんどがそこの病院にかかっている子なので、
飼い主さんは少なからず自分の子に何か心配や不安があったりすることが多く、わんちゃんを綺麗にトリミングすることも大切ですが、それ以前に飼い主さんに安心して帰ってもらうための会話だったり技術や知識を身につけなければいけないことです。
看護の知識をプラスアルファで身につけてオーナさんに提案、お話することができると良いのですが、今の私にはそれがとても難しく感じています。
あとは時間ですね!なかなか思い通りのタイムスケジュールでできないので、そこも課題です!
また、在学中は先生がオーダーを聞いて、預かってお返しもして下さるで、私達は本当にトリミングの部分だけ!って感じでしたけど、実際はその飼い主さんとトリミングをつなぐ部分がすごく大切だし難しい部分な気がします。
今、その違いというか大切さと大変さをすごく実感しています。
★働く前と働いてからで、「トリマー」という職業への考え方は変わりましたか?
今までは飼い主さんの希望にそったカットをしてあげられるのがベストだと思っていました。
しかし、飼い主さんの要望が漠然としていたり、わんちゃんの健康状態に合っていないカットの要望だったり…という場合もあり、飼い主さんの希望をそのままきくというよりも、その子に今必要なトリミングと飼い主さんの希望をあわせて、飼い主さんとその子にとって最善のトリミングをしてあげることが、トリマーなのかなと感じてます!
★働く上で意識していること、大切だと思っていることはなんですか?
病院のトリミングだからかなのかもしれないですが、イボやただれ、凝りなど、思った以上に飼い主さんが気付かれていないワンちゃんの身体の変化が多いと感じていて、
トリミング中が健康診断だと思って、いつもと違うところはないか、身体の状態はいつも通りか、っていうのをよくみるようにしています。
★いざ就職して!トリマーは楽しいですか?
楽しいです!
正直まだまだ思うようにできなくて毎日もどかしいモヤモヤした気持ちはありますが、勉強することが毎日あって楽しいです!
★今後の目標を教えてください!
その子の今の状態(皮膚、病気、年齢等)を考えたうえで、飼い主さんも綺麗になったね~、可愛くなったね~、と思ってくれて、その子自身お家に帰ってからも過ごしやすいようなトリミングができるようになるのが目標です!
また、動物病院トリマーとして知識と技術を身につけて、もっとボランティアトリミングにも積極的に参加したいと思ってます!
いつも真剣にわんちゃんと向き合い、常に向上心をもって取り組まれている猿田さん。
そんな真っ直ぐな猿田さんなら、きっと飼い主さんからもわんちゃんからも信頼されるトリマーになると思います!
応援しています!