異業種からの転職、開業を目指して
今回はあまり他に見ないような経験を経て、トリマーを目指すことになった生徒さんを紹介します。
宮﨑さんは、現在、集中制ドッグビジネス科に通われています。
【常に犬と一緒】
宮﨑さんのお父様は、なんとお医者様であり、若いときに犬のブリーダーさんをやられていたそうです。
ですので、宮﨑さんが生まれたときからお家には犬がいる環境でした。
ヨークシャーテリアのメリーちゃんは、宮﨑さんが生まれる前からお家にいたわんちゃんです。
そのメリーちゃんは、お母様がお世話をして、被毛のケアもされていたそうで、ドッグショーにも出されていました。
宮﨑さんが幼稚園生のときに、メリーちゃんがなくなってから、塞ぎ込んでしまった宮﨑さんを見かねて、シーズーのルーシーちゃんを迎えました。
ルーシーちゃんとはケンカもしながら、本当に兄弟のように育ったそうです。
その後もビアデッドコリーのコニーちゃんとミルキーちゃん、シーズーのアンジーちゃん、ジャイアントシュナウザーのシシィちゃん、その息子のウィリーくんを飼われました。
現在はアンジーちゃん、シシーちゃん、ウィリーくんの3頭と一緒に暮らしています。
【目指したものは、犬とは関係のない仕事】
実は宮﨑さん、大学で、フランス語、フランス文学を学びながら、並行して会計士を目指されて、専門学校に通われていました。その後、会計事務所で働かれていたのですが、ご事情があって、病院を経営されているお父様のサポートをすることになったのです。
会計士という夢から離れて、お父様のサポートをしているうちに、宮﨑さんはこの業界に興味を持つようになりました。
【ケンネルスクールを選んだ理由=家から近い】
一番の理由は、お家からスクールが近いのが、ケンネルスクールを選んだ理由です。
私はすごく良い理由だと思います。
何か新しいことを始める時、物理的な煩わしさ、つまり通い難い、時間の融通が効かない、思った以上に自由がない、ということは続ける障害になり得ます。
また宮﨑さんは、すぐトリマーとして動けるようになりたいと思っていたので、1年以内に卒業できる当校に、魅力を感じました。
昔からある学校という部分も決め手の一つになりました。
【トリマーとしてやっていける自信】
宮﨑さんは、トリマーになれば仕事に困ることはないだろうなという確信がありました。
それは、ご自身の経験から、トリミングサロンは現状、予約が取れない場合が多いと感じていたからです。
トリミングの需要はあると考えています。
また老犬のトリミングにも興味があり、サロンにお断りされたワンちゃんを受け入れられるようなサロンを開業したり、また出張トリマーとしてトリミングをしてあげたいと考えています。
スクールに来る前は、すぐにでも開業したいと考えていましたが、老犬をトリミングするためには、確かな技術と経験がなければ難しいと考え直しました。今は、卒業したら、まずは何年かサロンなどで働いて、ワンちゃんを安心して守れるための技術と知識を身につけて、将来的には自分のお店をもつか出張トリマーをやりたいと考えています。
授業中の宮﨑さんは、どんなときも笑顔です。動いたり、爪切りが難しいワンちゃんでもにこにこ、ワンちゃんとおしゃべりしながらトリミングをされています。
宮﨑さんが生まれてきてから、ワンちゃんがあたりまえにそばにいて、一緒に家族として育ってきたからこそ、また犬という動物をよく知り、心から愛しているからこそ、できることかもしれません。
これからも、飼い主さんとわんちゃんの心の拠り所となるようなトリマーさんを目指して、頑張ってください。
スクールはいつでも頑張る宮﨑さんを応援しています。