諦めかけた夢をもう一度叶えるために
今回は、フリータイム制に通われている牧野みなみさんにお話を伺いました。
牧野さんは現在、バリカンを使用したサマーカットのテストに合格し、ハサミで全身カットをするオールシザーのテストに向けて奮闘中です!
ケンネルスクールでは、曜日を決めて定期的に通える総合制や、短期間で集中的にトリミングを学べる集中制などがありますが、現在働かれているお仕事を続けながら学校に通えるということで、フリータイム制を選ばれたそうです。
トリミングスクールに通おうと思った理由を教えてください!
幼い頃からトリマーになるのが夢でした。
専門学校でドッグトレーナー科を卒業しましたが、なかなか仕事がなくトレーナーとして働くことはありませんでした。
しかし働いていく上で、専門学校時代の友人が、今も犬業界で頑張っていて羨ましくもあったこと、また、やっぱり犬と関わる仕事がしたい!という思いもありました。
そんな時、いつもは私がお手入れをしている愛犬をたまたまトリミングに出して、帰ってきた愛犬の可愛さと、綺麗さに感動したんです。このことがきっかけになり、学校に通い始めることを決めました。
たくさんの学校がある中で、ケンネルスクールを選んだ理由はなんですか?
まずは、お客さんのわんちゃんをトリミング出来ることです。
実際にお客さんのわんちゃんをトリミングすることで責任もってわんちゃんと向き合うことが出来ると感じました。
次に、フリータイム制があり、仕事をしていても通えることです。
また、パンフレットやホームページを拝見して、卒業生の進路が分かり、身近に感じられたことも理由でした。
入学前に説明会に参加されたそうですが、参加されてどう感じましたか?
犬業界で働くにあたって、トリミングが出来るのと、出来ないとでは全然違うと感じました。
実際、専門学校の時のトレーナーさんもトリミングの学校に通っていたと聞いて、トリミングが出来るのは働く上で必要なんだと改めて感じました。
実際にスクールに入学してみて、大変なこと・難しく感じていることはありますか?
わんちゃんの扱いです。
常に怪我をさせないように気を張りながらやっているので、やっぱり大変です。
楽しいこと、嬉しかったことを教えてください!
出来なかったことが出来た時です!
今までなかなか出なかった肛門腺しぼりを出し切ったのが分かった時、
カットの時間が短縮出来た時、
爪切りなどで嫌がる子の、保定(犬の体を支えること)の仕方を変えたら出来た時、
あとは顔のカットで先生に可愛いと言われた時など「嬉しい!やった!」と思うことが沢山あります!
また、前にトリミングを担当した子をしばらく経ってからまた担当させてもらえた時や、学生さんや先生と話せたときも嬉しく思います!
スクールでトリミングを始めた当初と比べて、成長したなと思うところはなんですか?
気持ちに余裕が出てきたことです。
入学当初は、出来なかったり時間がかかったりすると焦ることが多く、そこで終わっていましたが、保定の仕方を変えてみたり、なんで上手くいかないのか先生に聞いたり、いろいろ考えながらトリミングを進められるようになりました。
また、実技テストを経て時間配分を考えながら行うことが出来る様になったことです!
今自分が感じている課題などあれば教えてください。
爪切りやブローなど各項目で、嫌がる子は何が嫌で抵抗しているのか、そこまで考えられる余裕が今まではありませんでしたが、そこも考えていかなければいけないな、と感じています。
また、わんちゃんによって性格も、嫌がった時の落ち着かせ方も違うので、その見極めが出来る様にしていきたいです。
卒業後の目標を教えてください!
具体的なことはまだ考え中ですが、
まずは、1人で仕上げられ、飼い主さんから任せてもらえるように一人前になりたいと思っています!
また、飼い主さんだけでなく、犬にも信頼される人になりたいです!
牧野さん、お忙しいなか貴重なお話をありがとうございました。
わんちゃんにも周りの方にも優しく丁寧に接してくれる牧野さんなら、きっと飼い主さんも安心して愛犬を預けてくれると思います!
卒業に向けて頑張ってください!