手に職をつける時代。働きながら週3日通学してWeb関連からトリマーへ転身
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手に職をつける時代 自分をよく知る友人に薦められたトリマーという職業
集中制ドッグビジネス科に通う阿部さんをご紹介します。20年近くWeb関係の職場で働いてきた阿部さんが動物業界へ転身を決めたきっかけは、仕事に追われる日々から体調を崩し入院をした時だったそうです。
「こんなに忙しく働いて体調を崩して、何をしているのだろう」と改めてご自身を振り返ったそうです。自分の周りの友達にはデザイナーやネイリスト、音楽プロデューサーなどイキイキとやりがいをもって働いている友達が多く、これからの時代は手に職をつけてやるべきだと考えたそうです。愛犬家で2頭のプードルを飼っていたこともあり、愛犬が歳を重ねる姿を見て「老犬のわんちゃんこそ自分でお手入れしてあげれたらいいな」という思いも抱いていたそうです。
昔から犬に携わる仕事に興味はあったものの、日々の忙しさで掻き消されて、色々と将来について考えていた時、仲の良い友人が「阿部さんに合っている仕事を見つけたよ」と話してくれたのがトリマーという職業でした。
元々興味はあったものの、自分のことをよく知っている友人から言われたことで、改めて真剣に考えるきっかけとなったようです。色々調べた上で、働きながらでも通える社会人向けの学校である、ケンネルスクールの集中制ドッグビジネス科のご入学を決意しました。
学校に通いながら働くということで、週3日という条件で新たな職探しも苦労されたようですが、未経験ながらも今までのWeb経験が活かせる法律事務所で働きながら通学を開始されました。
老犬が増えるこれからのニーズに応える講義 上達が実感出来る実技授業
ケンネルスクールの授業は実技だけでなく、講義で犬について詳しく勉強できるのが嬉しいです。好きなことだからどんどん覚えられます。」と話す阿部さん。
学校選びの決め手となったのもその点だったそうです。特にためになったと感じたのは『予防獣医学』という現場で働く獣医の先生が教えてくれる講義です。今後、老犬の介護についての講義もあるので、自分の愛犬のためにもたくさん学んで、老犬もきちんと扱えるようになりたいと話してくれました。
入学して3ヶ月半の阿部さんは、シャンプーまでの段階を終えて、現在は10頭前後のカットを実際に行いました。まだカットをする時迷いがあるので、どんどん実技を行っていきたいと意欲を見せてくれます。
技術面では実技が始まった頃は爪切りも怖くて、シャンプー時の肛門腺絞りもうまく出来なかったものの、今は怖さはなくなったそうです。はじめは不慣れで時間がかかる作業も、一人一頭仕上げのケンネルスクールの実技を進めて行く中で、少しずつ自信をつけていくことが出来ます。
またトリミングは成長を感じやすい面もあります。例えばシャンプー後のドライヤーで乾かす作業です。乾かし方によってプードルなどの毛質は、まっすぐに伸びたり、カールがかかったり、大きく変わってしまいます。初めて担当したモデル犬と、頭数を重ねた後のモデル犬とでは仕上がりに差が出て、自分で上達を実感できるのもやっていて楽しめる点だと思います。
安心して任せられるサロンオーナーとしての運営ビジョン 夢の実現へ〜
阿部さんは卒業後、動物病院やトリミングサロンの個人店などで経験を積み、将来的には独立を目指たいと考えていらっしゃいます。トリミングやホテルも併設したお店を都内で開くのが目標で、それまでに貯金はもちろん、現場の知識や経験をたくさん積みたいそうです。
「この人にやってもらって良かった」と安心して任せてもらえるトリマーになりたいと話す阿部さん。具体的なお店のビジョンはこれから受ける講義でより深めて頂ける内容となっているので、トリマーとしての技術面はもちろんのこと、将来の夢の面でもサポートしていけたらと考えております。
阿部さんが通っているドッグビジネス科は週3日もしくは週4日、8ヶ月〜10ヶ月集中的に通える方、最低限の犬の知識プラスα独立を目指す方に向けたコースです。ぼんやりとした夢を実現する、独立するには何が必要か、お店のオープンが目標ではなく、トリマーとしてオーナーとしてお店を運営していくためにはどうすべきか、趣味ではなく仕事として技術を身につけるために日々努力を惜しまない姿がとても素晴らしいです。