大学生の私だから、短期間でトリマーの資格を目指す為に、ダブルスクールで通っています。
愛犬が与えてくれた夢
現在21歳の大学3年生で大学に通いながら、週3日はケンネルスクールでトリマーになることを夢見て学んでいます。
高校卒業後の進路に悩んだときすでに、トリマーになりたいという夢がふんわりあったそうです。
「トリマーになりたい」
両親にそう話したのは高校3年生の時のこと。しかし、まだその時はふんわりとした現実味のない夢だった為、心配されたそうです。
大学は卒業しておいたほうがいいのでは?という両親のアドバイスで付属の大学への進学を決めました。
はっきりとトリマーになりたいという明確な目標ができたのは大学3年生の夏のことでした。
2世帯住宅でご家族、そして叔母さん、おばあちゃんと暮らしている地田さん。家族みんな犬が好きで小さい頃から犬を飼っており、犬はとても身近でかけがえのない存在。ポメラニアンのチビラちゃん、スピッツのボニーちゃん。2匹ともふわふわで真っ白なわんちゃんです。
小さいのにゴジラのように暴れん坊な1面を持っていたのでチビラと命名された1代目わんこのチビラちゃん。叔母さんが一目惚れをしてある日突然やって来たのが、このチビラちゃんです。お世話をしていたのは叔母さんでしたが、地田さんも小さい頃から可愛がっていました。
2代目わんこのボニーちゃんはブラジル語で美人という意味だそうで、おじいちゃんがお世話をしていました。おじいちゃんが亡くなってからは、地田さんがお散歩など面倒を見るようになり、ボニーちゃんが歳を取ってからは地田さんが介護をしてお世話をしていました。徐々に自分の力で歩くことができなくなっていったボニーちゃんを外に連れ出し、排泄のお手伝いをしてあげたり、足のリハビリでマッサージをしてあげたり…手がかかればかかるほど愛犬がさらに可愛くて愛おしくなったと言います。今はもう2匹とも亡くなってしまいましたが、この経験が地田さんをもっと犬好きにし、トリマーになろうと思わせてくれたキッカケになりました。
楽しいから、好きだから、苦ではない。充実した毎日。
大学に、トリマーの勉強に、多忙な地田さんですが、週3日はカラオケ店でのバイトもしています。どのように毎日過ごしているのか聞いてみました。
1日オフになるのは日曜日だけ。ですが、自分の好きなことを学び、バイトをし、とても充実した毎日を送ることができていると言います。バイトのない日や休日は友達と食事をしたり出かけたり、普通の学生と同じく楽しめているそうです。
トリマーを目指すのはもう遅い?
大学3年生になり、これからトリマーを目指すのはもう遅いのでは?と感じていた地田さん。他のトリミングスクールを見学に行ったりもしましたが、2年制であることや、大学に通いながら通うには無理なことがネックになっていました。
しかし、ケンネルスクールは…
随時入学することができ、
年齢層も幅広く働きながら通うこともできるフリータイム制コース。
短期間でトリマーの資格を取得できる集中制コース。
これらのコースに魅力を感じ、大学に通いながら短期間で資格を取得できる集中制コースを選びました。
地田さんはプラスαとして、ビジネス学のメディカル学を受講しています。
現在、就職活動真っ只中の地田さん。スクール卒業予定は今年の6月。
スクール卒業後は大学に通いながらトリマーのバイトをして、大学を卒業したら、正社員としてトリマーを続けていきたいと言います。
キャリアを積み、ゆくゆくは地元でこぢんまりとした自分のお店を持ち、たくさんの犬や飼い主さんを笑顔にし、自分も幸せになれるようなトリマーになりたい。
地田さんの夢はまだまだ始まったばかりです。