動物好きが選んだ、飼育員やドッグトレーナーではなくトリマーという道
今回は、現在集中制ビジネス科に通われている中川さんをご紹介します。
中川さんは前にいた職場で、会社の後継者がいないため、その職場で仕事を続けることができなくなってしまいました。
転職を考えた際、年齢的にも転職先が限られることも踏まえ、いろいろな仕事を検討されましたが、最終的にはトリマーを目指すことを決めました。
小さい頃から動物が周りにいる環境だったため、中川さんは動物が昔から大好きでした。以前ご実家で飼われていた犬は、柴とシェットランドシープドッグのミックス犬で、19歳まで長生きしたそうです。現在は、ご結婚され、チワワとポメラニアンのミックス犬を飼われています。
最初は新しく始める仕事として、動物園の飼育員やドッグトレーナーも考えたそうですが、就職口が少ないんじゃないかと思い、トリマーを選ばれました。
確かにトリマーの求人は少なくありません。このコロナ禍で新しく犬を迎える方も多く、トリミングは必要なことですので、お客さんも増えているところが多いのが現状です。
入学は、トリマーになりたいと思った日から
中川さんが当校を選ばれたのは、「いつからでも入学できる」というところが大きかったようです。他の学校のように4月や9月からと決まっているわけではありません。始めたい時、いつでも、明日からでも始められます。
また、就職するという明確な目的があったため、就職するときの目安として、卒業の期間が決まっているのも良かったそうです。
そして一番の決め手になったのは、合同説明会での体験会でした。シャンプーをしているときに、「この仕事は私の天職かもしれない」と感じたそうです。
現在体験会は実施しておりませんが、個別相談や見学は行っております。また情勢が落ち着きましたら、体験会も再開する予定となっております。
中川さんに、実際にスクールに通ってみての感想を聞いてみました。
中川さん「大変なことは、その日によって担当するわんちゃんが違うことです。その子その子によって動いてしまったり、爪切りができなかったりと、うまくいかないこともあります。大切なわんちゃんをお預かりしているので、怪我はもちろんさせられないし、なるべく負担のないように保定しないとだめなので、そこが難しいです。」
楽しいことは何か聞いてみると、とても微笑ましい回答が返ってきました。
中川さん「お昼休みから帰って、自分の担当の子を迎えに行くと喜んでくれることが嬉しいです。」
ケンネルスクールは一人一頭の担当制です。最初から最後まで自分で仕上げるので、担当したわんちゃんも懐いてくれることが多いです。
卒業後も続いていく友達との出会い
中川さんには将来のことはどう考えているのでしょうか?
中川さんは、最初トリマーを目指そうと思っていたときは、ただトリマーになって就職したいという思いだけでした。でも、実際に通ってみて、学校のハサミとは別に新しく自分のハサミを購入してから変わっていったそうです。新しいハサミを使い始めると、どんどんモチベーションが上がっていき、「開業したい」という思いが出てきたそうです。
まずはトリマーとして就職し、経験をつんで自信がついてきたら、ゆくゆくは開業したいと少し照れながらお話してくださいました。
学校での中川さんは、ムードメーカーで、中川さんがいると周りの雰囲気がとても明るくなります。当初スクールに通い始めたときは、ここで友達ができるとは思っていなかったそうです。でも今は、フリータイム制の方で、通う曜日が重なっている生徒さんととても仲良くなって、授業での悩みなどを相談しあっているそうです。
始めるタイミングが違うため、人によって授業の進度は様々ですが、進度が近い人同士で相談することもできますし、なにより犬好きという共通の話題があるため、仲良くなるのに時間はかかりません。
お二人の関係が、卒業して、お互いトリマーとして働くようになっても、長く続くといいですね。もちろんスクールも末長いおつきあいをさせていただいています。
これから卒業まで、お友達と切磋琢磨しながら頑張ってください。応援しています。