天職との出会い
今回は、現在集中制ドッグビジネス科8ヶ月コースに通う小林美咲さんをご紹介します。
小林さんは入学してまだ約2ヶ月しか経っていませんが、スクールに通うのが毎日楽しくて仕方ないそうです。そんな小林さんの、トリマーを目指すことになった経緯を聞きながら、なぜそんなに楽しくトリマーの勉強ができているのかを伺っていきたいと思います。
たくさんの動物と動物好きな家族に囲まれて
小林さんは、千葉県のご実家から1時間半かけてスクールに通っています。
5人兄弟の末っ子に生まれ、小さい頃からいろいろな動物に囲まれて生活してきたので、動物が大好きです。
お父さんは趣味でキジ猟をされているのですが、なんと独学で愛犬(セッター)に猟を教え猟犬として育てたのです。小林さん自身も、お父さんと一緒に猟に出掛けたことがあるそうです。家族全員筋金入りの動物好きです。
確かに、授業中の小林さんの犬への接し方は、とても優しく、犬がどう感じてるのかを聞き取ろうと犬の様子を見ながら、話しかけながら接しています。
早くトリマーになりたい!
社会人として働き始めたときには、いろいろなことを経験してみたいとアパレルや保育園の調理員の仕事をしたり、ふれあい動物園のスタッフとして働いたりしました。
トリマーになろうと思ったきっかけは、手に職がほしいと思い家族に相談したところ、トリマーになることを勧められたからだそうです。
動物病院にも一度見学に行かれたそうですが、傷や病気を治してあげるお手伝いをするより、傷や病気に気づいてあげたり、健康に美しく保つトリマーという仕事に惹かれ、トリマーの道に進むことに決めました。
ケンネルスクールを選んだのは、短い期間に集中して学べるからだそうです。行事や夏休みなどの長期の休みがないため、集中的に学びたい方には効率的に学んでいただけます。
また入学する際、開業も視野に入れているため、集中制ドッグビジネス科を選ばれました。ケンネルスクールは一人に一頭担当していただきます。一頭を担当すると、卒業後サロンで自分が犬一頭を担当する感覚や自分の苦手な所がつかみやすく、成長も感じやすいです。
新しい自分との出会い
現在小林さんは、バリカンを使ったカットを勉強しています。
講義も実技も、とにかく犬のことを学ぶのが楽しくて仕方ないそうです。
小林さん「自分でいうのもなんですが、今まで卒なく割となんでもこなせる方でした。どんなこともある程度できてしまうので、今まで夢中になって何かを勉強したことがありませんでした。でも今は、家に帰ってもずっとトリマーの勉強をしている私の姿を見て、こんな姿見たことない、と親が驚いているくらいです。」。
もっと知りたい、学びたいと思えることとの出会いは、人生でそれほど多くなく、とても大切な出会いだと思います。その人に向いてる職業を天職ということがありますが、自分がずっと興味を持てる、探求したくなる仕事もまた天職なのではないかと思います。
笑顔あふれる、暖かい場所に向かって
卒業後は、サロンに就職し、ゆくゆくはご実家の敷地にサロンを開業したいそうです。
スタッフも犬も飼い主さんもみんな笑顔になれるような暖かい場所を作りたいと笑顔で話してくれました。
「ドッグランやドッグカフェなども併設していきたいです。」と、本当に楽しそうに明確なビジョンを話されるので、私も一緒に小林さんのサロンで働きたくなったぐらいです。
今度、ブリタニ―スパニエルの赤ちゃんがご実家で生まれるそうです。もしかしたら、その子たちが立派に大人に成長している頃には、小林さんの夢は叶っているかもしれませんね。
楽しみがどんどん広がっていくような、素敵なインタビューとなりました。