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仕事の選択 好きなこと・嫌いなこと

2020年3月17日

好きなことを仕事にしているのは3人に1人

「自分の好きなことを仕事にしたい」そのように思ったことはありますか?
内閣府の調査によると、若者が仕事を選ぶ理由として「自分の好きなことができる」が90%であるという結果が出ています。ところが、実際には仕事に就いている人で自分の好きなことができる仕事に就いているのは32.5%と、約3人に1人なのだそうです。収入が多い仕事、安定している仕事が求められる中、葛藤の末に好きな仕事への一歩を踏み出した生徒さんのご紹介です。

嫌いなことをやるのか、好きなことをやるのか

横浜校にフリータイム制で通われている中島智江さん。彼女がトリミングを学びたいと思ったきっかけは、中学校3年生の娘さんの夢がトリマーだったことです。いつか2人でトリミングサロンが出来たら、、、と思い、トリマーへの道を歩み出しました。
そんな中島さんは、小さい頃から犬とずっと一緒にいる人生を過ごしてきました。
ある時、中島さんは盲導犬の育成を手助けしたいと思うようになります。
「トレーナーにはなれなくても、私にも何か出来ることはあるんじゃないか。」
そして、その思いを旨に、盲導犬協会へ飛び込みます。
「雑用でもなんでもやらせてください。」
そうして働き始めた盲導犬協会で、盲導犬のお世話や、盲導犬のPRをする日々となりました。
そんな生活をしていた中島さんですが、出産を機に転機が訪れます。
盲導犬協会を辞め、一旦子育てに専念し、そして保険会社で働き出しました。
保険会社での仕事は、”好き”とは言えない業務内容でした。
たくさんの事務作業に追われ、営業もしなければならない。
そしてあっという間に保険会社で働き始めてから10年の月日が経っていました。
「保険の仕事は、自分ができる仕事で、自分が嫌いな仕事。犬の仕事は、自分がやりたい仕事で、好きな仕事。」
そんな思いで葛藤した末の決断は、娘さんも憧れている、”トリマーになる”ということでした。長野に住む両親のもとで、トリミングサロンをやりたい

そうして通い始めた、青山ケンネルスクール。
最初のうちは保険会社の仕事と両立させたかったため、自由に授業の予約ができるフリータイム制で週末の空いた時間を使って通い始めました。
仕事を辞めてからの中島さんは更にトリミングに打ち込みます。
学校に通いつつ、犬友達の愛犬たちのカットを始めました。トリミング後、愛犬を見たお友達は感激して喜んでくれるそうです。
さらに、中島さんが愛犬を連れて動物病院へ行った際、「トリミングしたばかりなのね。綺麗ね〜」といってもらえたことが、目標へ向かって進む中島さんの背中を後押ししました。
もちろん、悩んでしまうこともあります。
トリミングはハサミを使う仕事。ケガをさせてしまうリスクがある。一つ一つの作業に大変さが伴う。
果たして自分に出来るのか。
しかし、中島さんはこう言います。
「どんなことがあっても、犬が好きということは絶対に変わらないんです。」
そして今の中島さんの目標は、長野に住むご両親のもとで、トリミングサロンを開業すること。
「シニア犬でも、どんな犬でもトリミングをしてあげたい。犬にも人にも喜んでもらえるトリマーになる。」
周りにトリミングサロンがない地域での開業。中島さんの”好きな仕事”への挑戦は今後も続きます。

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