子育てをしながらトリマーを目指してます。
今回は2022年2月からフリータイムで通われている遠藤さんにお話を伺いました。
遠藤さんは家庭と仕事、学校の掛け持ちをして隙間時間で学校に通われています。
トリマーになろうと思ったきっかけを教えてください。
最初に飼ったチワワが病気で死んでしまった時に何もお世話もできなくて、病気で辛いのに身体を洗ってあげることすらできなかったので、それが後悔でした。
今飼っている愛犬にはそういう思いをさせたくないなと思い2代目の愛犬を迎えたタイミングでトリマーになろうと思いました。
ケンネルスクールを選んだ理由を教えてください。
普通の専門学校は子育てをしているので、決められた日程では通うことは不可能だと思いました。
2年制の学校は年齢的にも通えないと思い、通信か、通いたいときに通える学校を探しました。
実物で練習をした方がもちろんいいかなと思い、ケンネルスクールにしました。
色々な学校の資料請求もし、通信も見てみましたが、家で独学で学んで、人形を実際に切って送り返すだけで資格を取れるという内容で、それで将来働くにはとっても不安だと思いました。
すごい安く済まそうと思えば通信でもいいと思いましたが、カットだけではなく、オプションで色々な事を学べるという面でも将来性も考えてケンネルスクールに決めました。
またケンネルスクールは色々な年齢層が在籍していることも魅力的だと思いました。
実際に入学してみてどうですか?
私はロングコートチワワしか飼ったことないので、犬ってこんなに毛玉ができるんだ!!というのと、スリッカーをやっていて、毛玉があるとこの毛玉取れるのか!?って衝撃でした。
ロングコートチワワを飼育していますが、サマーカットで短くしているので、毛が絡まっているとかそういうイメージはなかったので、全く別世界っていう感じでした。
世界が広がった感じがしました。
苦戦していること、楽しいことはなんですか?
楽しいことは、毎回違うワンちゃんに出会えて、触れ合えることが楽しいです。
1日1頭最初から最後まで担当できるので、私は顔を作るのが好きで、ボサっとした状態から可愛くなっていく過程がすごく楽しいです。
苦戦していることは、ハサミの使い方です。
ワンちゃんによって毛質が違く、ハサミの跡がつきやすかったり、毛がハサミによって押されて怪我ハサミから逃げてしまうということもあって難しいです。
また、保定も難しいです。前までは爪切りの保定が苦手でしたが、最近は足のバリカンだったり、最近カットした子だと、顔のカットをする際に顎下を持たれるのが苦手な子でカットするのに苦戦しました。
保定はワンちゃんによって様々なのでまだまだ勉強中です。
家庭と学校と仕事との両立は大変ですか?
大変です。スケジュール管理が大変です。なおかつイレギュラーで子供の学級閉鎖があったりするので、フリータイム制じゃないと無理でした。集中制でも無理だったと思います。
子供もまだ小さくて1人で家に帰ってくることはできないので母と時間調整をしつつ協力してもらいながら学校に通っています。
卒業後の予定は決まっていますか?
やっぱり学校に通うのが好きだったみたいにカットをするのは好きなので、サロンとかで働けるのがいいなと思っていますが、今は子供がまだ小さいので、大きくなって手がかからないようになったらしっかりトリマーになりたいと思っています。
アロマの勉強を以前したこともあって、アロマセラピストの資格も持っているので、ドッグアロマなどの勉強もしたいなと思います。
将来どんなトリマーになりたいですか?
トリミングだけではなくワンちゃんやその飼い主さんに色んなことを相談されるような寄り添える人になりたいのはもちろんですが、先住犬の子が病気になった時、トリマーさんがすごい親身に病気の事や、その子の体調面など親身に考えてくれて、寄り添ってくれました。
病気の発覚もトリマーさんの一言があって発見のきっかけに繋がったこともあったので、そのトリマーさんみたいにワンちゃんのことを第1に考え、飼い主さんとわんちゃんに親身に寄り添えるトリマーになりたいと思いました。
お話を聞かせていただきありがとうございました。もうすぐ卒業ですが、素敵なトリマーになるために頑張っていきましょう!