声の表現者がトリマーになるには トリミングという新しい表現の世界へ
現在集中制トリミング科に通う、西脇さんを紹介します。
西脇さんは以前、声のお仕事、つまりナレーションや声優、ラジオのお仕事をされていました。当スクールには、本当に様々な職業の方、例えば看護士さん、学校の先生、美容師さんなどが通われています。最初聞いたときは驚きましたが、確かに西脇さんは澄んだ声で、とても聞き取りやすい話し方をされています。
そんな西脇さんが、トリマーになろうと思ったきっかけはなんだったんでしょうか?
トリマーの志望動機とは?
夢だった声のお仕事に無事就けた西脇さんは、自分のやりたいことをやりきるまで、声のお仕事をされました。やり切って、次は何をしようか考えたときに、小さい頃から犬が好きだったことを思い出しました。
これから動物に関わる仕事がしたいと思った西脇さんは、当スクールの説明会に参加して、入学を決めました。
トリマー以外にも動物に関わるお仕事はたくさんあります。どうしてトリマーを選んだんでしょうか?
動物看護とペットショップ、ペットホテルも考えましたが、まずはトリマーの勉強をするのがいいと考えました。西脇さんの中で、動物看護は、獣医さんの補助を学べるけど、1人で最初から最後までお世話をするイメージがありませんでした。
トリマーは、最初から最後まで犬に向き合って、一人でお世話をして綺麗にするイメージがあり、やはりトリマーを目指そうと決めました。
当スクールでは、最初から一人一頭を担当していただきます。スクールのスタイルは、西脇さんの学びたいことに、より近かったのかもしれません。
トリマーに向いている人の特徴はあるのでしょうか?
西脇さんは、小さい頃からご実家でビーグルと、ミニチュアダックスを飼っていたので、もちろん犬は大好きでした。ダックスの鈴ちゃんは、西脇さんが小学5年生のときに、近所で捨てられていた所をお迎えしたそうです。
犬好きということは、トリマーの第一条件と言ってもいいと思います。
トリマーの仕事は、技術職ですが、接客業でもあります。西脇さんは、映画館で働いていたり、京料理屋さんや、雑貨屋さんで働いていたりしたので、接客には慣れており、その経験は間違いなく生かすことができます。
確かに西脇さんの物腰は柔らかく、人当たりも優しいので、飼い主さんが西脇さんにいろんなことを相談しやすいでしょう。
少しの時間インタビューしただけでもこれだけでてくるので、もっと西脇さんのことを知れば、トリマーとして生かせるところがもっと出てくると思います。
また普段のスクールでの西脇さんの様子を見ると、犬に優しく接し、犬のせいにせず、犬の状態や気持ちを知ろうとしている姿が見られます。 トリマーに向いてる人の絶対的な正解はないかもしれません。
でも犬や動物が好きなことはもちろんですが、犬の気持ちを知ろうと努力できる方は、トリマーに向いているのではないかと思います。
犬という、魅力が尽きることのない興味と学び
今学校で楽しいことは、毎回違ういろいろな犬と触れ合えることや、実技や講義で新しいことを知れることだそうです。
最近ではシュナウザーの講義で、今まで自分の周りに居なくて触れる機会がなかったけど、実際に学んで、可愛さはもちろん、決まった様式の中にあるカットの美しさを知って、面白かったそうです。
自分の好きなこと、興味があることを学ぶのは、本当に楽しいですよね。
現在西脇さんは、折り返し地点に差し掛かっていますが、これからも卒業まで、貪欲にいろんなことを学んでいってください。