目標はトリマーではなく、将来犬の役に立つこと。 そのためにトリマーとしてサロン開業をしたい。
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トリマーの志望動機とは?
現在集中制トリミング科に通われている干場実絵さんを紹介します。
ケンネルスクールに通われている方は、様々なきっかけでトリマーを目指されています。干場さんはどんなきっかけで目指すことになったのでしょうか。
トリマーを目指す前は、インテリアコーディネーターとして住宅の設備に関わるお仕事をされていました。住宅に関わることですので、決して安い買い物ではありません。お客様の話をしっかり聞いて、より理想に近づけるようにしなければいけません。人と密に関わる仕事というものは、やりがいががある分、難しくまた大変なお仕事です。人と関わりすぎて少し疲れてしまった干場さんは、この先自分がどのように生きていきたいかを考えるようになりました。
犬への恩返しをしたい。
そんな時思い浮かんだのは、小学生のとき干場さんが拾ってきて飼っていた愛犬の事でした。その当時、工事現場でワイヤーでグルグル巻きに捨てられていたところを、干場さんに拾われました。悲しいことにフィラリアにかかっていましたが、干場さんとご家族が大切に飼われたこともあって、そのあとも6年ほど生きてくれたそうです。そのわんちゃん以外にも、お家にはグレートピレニーズなどのわんちゃんがいたそうです。
幼いころから、わんちゃんからいろんなことを教わり、わんちゃんからたくさんの癒しや喜びをもらっていた干場さんは、今度は自分がわんちゃんに還元していけるようになりたい、そんな仕事に就きたいと思うようになりました。
トリマー以外にもわんちゃんに関わる仕事はたくさんありますが、なぜトリマーを目指されたのでしょうか?
干場さんは、現在2歳のプードルのリリィちゃんを飼っています。リリィちゃんは、怖がりで、トリミングに行くと、ぐったりして帰ってきました。そんなリリィちゃんの様子を見て、自分がトリミングしてあげられたらと思うようになりました。最初は独学でやっていた干場さんですが、しっかり勉強して、後々はトリマーの技術を生かして保護活動に携われるようになりたいと考えました。
トリマーの学校の選び方
自分に合った学校を選ぶことが、トリマーになる近道かもしれません。
干場さんはなぜケンネルスクールを選んだんでしょうか?
●実践的。長い期間をかけてじっくりやる学校もあるけど、実践ですぐにできるというとこに惹かれた。
●学校の雰囲気が良かった。
●大変でも、最初から一人でいちからやるほうがすぐ身につくと思った。(1人1頭制)
●卒業生に独立されている方が多く、独立を目指す人が周りにいると、いい刺激になると思った。
実際に入ってみての感想は、「トリマーになることが目標ではなく、その先の目標を持っている方が多く、学校ではなく養成所の雰囲気がある。」と感じたそうです。
トリマーにはどんな能力が求められているのか?トリマーとしての将来とは。
干場さんは、スクールを卒業された後は、トリマーとしての技術を磨くため、まずサロンに就職をする予定です。現在一軒家に住んでいるため、将来的にはその家で開業して、自分のお店を作りたいそうです。どんなお店にされたいか聞くと、何よりも、お客様の話をしっかり聞いてあげられるようなぬくもりのあるサロンを作りたいと話してくださいました。
ただのトリマーとお客様という関係性ではなく、お客様が安心して預けられる、わんちゃんにとっての第2の家になるような、アットフォームなサロンにしていきたいそうです。
トリマーになりたいと考える人の多くが、わんちゃんとの関係性が一番大切と思う方が多いですが、それと同じくらい大切なのが飼い主さんとの関係です。
それをすでに意識している干場さんなら、今までの経験、また授業中に感じる干場さんの人や犬に対する暖かさをもって、きっと近い将来素敵なサロンを開くことができると思います。
素敵な目標に向かって頑張ってください。