トリマーとして求められること
トリマーとして求められること
*一人で一頭仕上げられる技術
*犬についての知識
*コミュニケーション能力
*大切な命を扱っているという責任感
実技は一人一頭仕上げで行う。
ケンネルスクールでの、実技スタイルは「一人一頭仕上げ」で行います。
最初から仕上げまでの、トリミング作業ひとつひとつを、一人で行うことで、その日に、担当する犬に合わせた扱い方の技術を身につけることに繋がります。
同じ犬種であっても、性格や容姿、骨格体型の違い、毛質や毛量の違いなど、それぞれにその犬の個性があり、全ての工程を一人で行いながら感じ取ることが必要です。
どんな犬でも、一人でトリミングを行う技術力が備わっていなければ、プロとしてトリミングをすることはできないのです。
現場でトリマーとして働き始めれば、一人で一頭をトリミングするのが当たり前です。
「爪切りが一人ではできない。」その都度、誰かの手を借りる訳には行きません。
はじめから、一番難しい「一人で一頭をトリミングする」やり方で学ぶ必要があるのです。
トリマーは犬のプロ
トリミングサロンに訪れるお客様にとって、トリマーは、愛犬について、何でも相談しやすい「犬のプロ」として頼りにしていますし、信頼されなくてはなりません。
お客様からの質問には、しつけや困った行動、病気、食事に関してなど、犬に関しての、さまざまな質問・相談をされます。
そのときに、適切なアドバイスができる、総合的な知識が備わっていなければ、トリミングは上手であっても、信頼をしていただけません。
ケンネルスクールでは、トリミング技術だけではなく在学中に「ビジネスオプション」を選択することで総合的な角度から犬のプロとしての知識が学べます。
お客様とのコミュニケーション
ご利用されるお客様が、気持ちよく来店しお帰りいただけるように、良質な接客マナーも必要とされます。
はじめて、お客様から愛犬をお預かりするとき、コミュニケーション不足により、お客様が不安に思ってしまったり、信頼を損ねてしまわないように、お客様が求めているものを聞き出せるよう、気を配りながら、接客する能力も必要とされます。
生き物を扱っているという責任感
犬が嫌いでトリマーになりたいという方はいないでしょう。
しかし、大好きな犬でも、一頭一頭、性格が違います。また、トリミングが大好き!という犬は残念ながら少ないのです。
飼い主さんと離れた不安から震えが止まらなかったり、体を触られることが苦手な犬もいます。
お利口に何でもおとなしくされる犬もいれば、全てを拒否する犬もいます。
どんな犬でも、冷静に心を落ち着かせて、怪我や思わぬ事故にならないよう、安全を心がけ、犬への負担を軽減しながらトリミングを行うためには、感情的にならず「命ある生き物」であることを決して忘れてはいけません。
だからこそ、はじめから「一頭と向き合う」
感情のある犬を扱えるトリマーになるために、だからこそ、在学中には、たくさんの犬たちと「一人で向き合う。」
一人でトリミングすることが、当たり前に思えるように、学び始めから「一人一頭」を扱う重要性を生徒たちに伝え指導しています。
みなさんが、卒業後に困らないように。
トリマーとして独り立ちができるように。
憧れていたトリマーになり「良かった」と思えるように。
在学中に犬の扱いの難しさや、トリミングの奥深さ、命ある犬を通して、たくさんのことを学んで欲しいと考えています。
「一人で一頭と向き合うこと。」それがケンネルスクールのポリシーです。