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Dr.宮本の「愛犬家のための健康塾」

2019年12月24日

DR.宮本の「愛犬家のための健康塾」

イヌの健康を守るには、飼い主による日頃からのチェックやケアが欠かせません。

安田獣医科医院(東京都目黒区)の獣医師・宮本三郎先生が、誰でもすぐに実践できる「衣食住」の知恵や、健康チェックポイント、季節ごとの心構えを優しく伝授します。

はじめに

「衣食足りて礼節を知る」「医食同源」などといわれるように、医(あるいは衣)と食はどちらも昔から重要なものと認識されてきました。

イヌにとっても「医(衣)」「食」はとても大事なことです。この10年ほど前からはイヌの「医(衣)」についてそれぞれ相当な発展を遂げており、その重要性は十分認識されてきていると思われます。


そこで本連載では、健康維持のため、「衣食住」の視点から愛犬家の皆さんに日頃から気をつけてほしいポイントをわかりやすくご紹介していきます。

年末年始を迎える前に

友人や親戚など多くの人が訪ねてくるような場合、だれかが知らずに与えてはいけない食べ物をあげてしまう恐れもあります。


小さなお子さんのいる家庭なら、「お客さんのいる間はケージやサークルに入れておく」とか「ケージに入ったら触ってはいけない」などとルールを決めておくのも良いでしょう。

年末年始のお休みは、普段は仕事や学校でいない家族と一日中過ごせて、イヌはテンションが上がり興奮状態のはずです。おそらく、お休みの3~4日目くらいからイヌも疲れてきます。


そうした状態が続くと、どんなに楽しくてもストレスは溜まるもの。睡眠不足やストレス性の下痢が生じることもあります。その分、イヌの体調にも注意を払ってあげてください。

また、この時期は動物病院も大抵お休みです。何かあった時すぐに対応できるよう、緊急時対応病院を、かかりつけの先生に聞いておきましょう。

また、旅行などに連れて行く場合、出先にある動物病院をあらかじめ調べておくことも大事です。休診日はもちろん、診察日でも時間によって電話がつながらないケースもあるので、事前に確認しておきましょう。


さらに、普段から服用している薬の情報は緊急時に必要となることがありますので、控えておいてください。

クリスマス、お正月と、楽しい行事が続く年末年始を健康的に、ワンちゃんと一緒に心ゆくまで楽しんでください。

PROFILE

安田獣医科医院 副院長 宮本 三郎 氏

麻布大学出身

目黒区自由が丘にある安田獣医科医院の勤務獣医師として、日々多くの患者さんの診療にあたっている。

一般診療プラスαを心がけた姿勢には、患者さんの信頼も厚い。


診療の傍ら、[わんちゃんも楽しめる焼肉店うしすけ]HPで獣医師コラムを執筆したり、休日にはトリミングスクールで獣医学などの講義を受け持つなど、活躍の場は広い。


趣味はペットショップ巡りと一人旅。

Web/来校説明会予約はこちらから

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