出来ないことが悔しいから。。総合制でしっかり学びました。
今回ご紹介するのは、東京校総合制に通われている木山さんです。
トリミング未経験から入学し、もうすぐ1年。技術も知識も十分に身につけ、卒業はもうすぐです。
トリマーを目指すきっかけや学校生活、卒業後の展望などお話しを伺いました。
愛犬のお手入れ出来てますか?
少し前の話になりますが、新型コロナウイルスが猛威を振るい、社会の様々なことに影響がありました。就活時期の方は特に大事な時期に制限が多くありましたね。
現在24才の木山さん、大学在学時は観光業を第一志望としてましたが、募集が少ない時期で就職活動も難航したそうです。
色々な分野に興味があったこともあり、卒業後はエンジニアとして一般企業に入社されました。
仕事内容はやりがいもあり、とても充実した時間だったそうです。
ですが、先に書いたように新型コロナが不安を仰ぐ閉鎖的な日常もあり、漠然とだったそうですが将来に不安を感じ、どうせやるなら夢中になれる、自分が本当に好きなことにチャレンジしてみたいと考え退職を決意しました。
木山さんのお宅には、3才になるスピッツのピノ君がいます。
以前は自宅でブラッシングやシャンプーをしていたそうです。
しかしシャンプーが大変だったり、忙しかったりで3ヶ月間ほど出来ないことがあり、初めてトリミングサロンにお願いしました。
その時に毛玉・抜け毛料金を結構な金額で取られ、トリマーさんから「お手入れしてますか?」と指摘(のような注意のような)され、ピノ君やトリマーさんに申し訳ない気持ちになったそうです。
自分が出来てなかったことが悔しく、愛犬とためにもしっかりやろうと情報収集を始めます。
そうすると今度は、今まで知らないことや、やってみると難しくて出来ないことが多く、またまた悔しい気持ちがふつふつと湧き上がってきたそうです。
退職の時期に重なっていたこともあり、ここで初めてトリマーという仕事に興味を持ちます。
考えてみると、家族の中でも、周りの友達の中でも犬好き度が高い自分に気付き、これは向いているかも?と思ったそうです。
ご家族の応援もあり、新しいチャレンジとしてトリマーへの挑戦を決めました。
【入学される方は様々な理由やきっかけがあります。犬を飼ったり、何かタイミングがあり、そういえば自分は犬好きだ!と気付き、そこからの勢いで一歩踏み出される方も多いです。思い立ったら吉日です。新しいことにチャレンジするのは楽しさも不安もありますね。トリミングはワン達と一緒に作り上げる世界です。この世界は奥深く、とてもやりがいがあります。ぜひ一緒に勉強しましょう】
ケンネルスクールは様々な年齢の方が通われています
色々な学校をインターネットで探し、専門学校などのオープンキャンパスにも参加されました。
しかし2年間という長い在学期間や、修学旅行的な行事の参加には抵抗がある、、というかその時間も勉強したいと考え、社会人向けを謳っているケンネルスクールを見つけます。
早速合同説明会に参加されました。
会場の東京校での第一印象は、生徒さんがトリミングをしている光景を見て、楽しそう!自分もやってみたい!と思ったそうです。
また、様々な年齢の方がいて安心感もあったそうです。
合同説明会では細かい疑問を聞き逃したこともあり、さらに後日WEB説明会にも参加し、安心して入学を決めました。
ケンネルスクールで学べることは?
楽しい!が第一印象だったそうです。
実技ではまず、肛門腺が難しかったとのこと。
ピノ君を自宅でシャンプーした時もチャレンジしてましたが中々難しく、学校のモデル犬で経験してみると今度は様々なタイプがあって、うまく出来ないことが多かったそうです。
先生にコツを聞きながら、試行錯誤しながら、今ではバッチリです^ ^
あとはハサミの使い方。
慣れるのには結構時間がかかります。
今までは普段の文房具ハサミでも動刃、静刃を意識して使ったことがないので、やはり慣れるのに時間がかかったそうです。
今では一年の経験の賜物で綺麗に動かせてますね^ ^
木山さんは家でお母さんと学校のことをよく話すそうで、その中で自然と頭の中が整理され、次の課題に取り組みやすくなっているそうです。
とてもいいですよね。実技授業はお客様の愛犬をトリミングしながら学びますので、緊張感や情報量がとても多いと思います。頭を整理していくことが次回スムーズにトリミング出来ることにもつながりますね。
講義ではトレーニングの授業がとてもためになったそうです
ピノ君のしつけにも実際効果があり、自宅でも過ごしやすくなったそうです。
特に歯磨きシートを卒業し、歯ブラシでの歯磨きが出来たことが嬉しかったとのこと。
お口周りは特に敏感ですからね、脱ガウガウで出来るようになるのは信頼感がとても必要です。素晴らしい!
他にも講義では犬のグループ分け・仕事についても授業があります。
木山さんもそこで初めて犬に仕事があることを知り、とても新鮮で、犬の存在が人間にはとても大切だったと感じたそうです。トリミングや、犬と接する時にも参考になりますね。
総合制は週4日通学になります。
木山さんも自分で決めた平日4日間は学校、土日はアルバイトという生活でスタートしています。
最初は疲れることも多く、慣れるまでは大変だったそうです。
今ではその生活にも慣れ、もっとトリミングをしたいと考え、アルバイトをトリミングサロンに切り替えました。
実技授業で十分に経験を積んでいたので、違和感なく仕事に取り組めているそうです。
授業中も安定してトリミングが出来ている木山さんですので、お客様ワン達も安心して身を預けてるんじゃないかなと思います。
また、総合制はより実践的なビジネス講義が含まれてますので、接客などの安心感にもつながりますね。
休憩時間などに年上の生徒さん達と話すことも多く、交流の幅が増えとことも嬉しかったそうです。
もうすぐ卒業です
アルバイトしているトリミングサロンで引き続き働き、経験を積んでいく予定です。
最初の目標でもあったピノ君のお手入れも、以前よりスムーズに出来て目標クリアしているそうです。
いずれは、以前から興味があった保護犬のトリミングや、飼い主さんと繋ぐ仕事もやっていきたいという夢も聞かせてくれました。犬好きだから出来る仕事ですね。
真面目に取り組んで身につけた技術・知識と、持ち前の素敵な笑顔でたくさんのワン達、飼い主さん達を幸せにしてくれると思います。
もうすぐ卒業です。
卒業後も困った時にはいつでも頼ってくださいね、一緒に頑張っていきましょう!
応援してます!!