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スタッフのトリマー人生をお話します!

閲覧いただきありがとうございます。

今回この記事でトリマーを夢見ている方や現在通学中の方、ご卒業された方の何かの役に立てればと思い、記事を掲載しようと決めました。

少しでも参考になればと思いますのでよろしくお願い致します。

自己紹介と経歴

ケンネルスクール横浜校のスタッフ高橋と申します。

現在は20代前半で、動物大好き。犬の飼育はなし。実家で猫2匹、うさぎ1匹飼育しています。

【経歴】

高校卒業後に一般企業入社 (1年半年程)

ケンネルスクール横浜校入学 (集中性ドッグビジネス8ヶ月コース)

スクール卒業後、県内のトリミングサロンにパート勤務 (週2休み、1年勤務)

退職後、ケンネルスクール横浜校入社 (2024年現在)

トリマーになりたいと思ったきっかけ

幼少期から動物が大好きで、野良猫やご家庭で飼われているわんちゃんに触りに行ってしまうほどでした。

あまり記憶にはないのですが、私が1歳の時に亡くなってしまいましたが、母が飼っていたポメラニアンがいたくらいで飼育経験も犬はほぼありませんでした。

そんな私ですが、母は動物看護の仕事をしていました。そこからたくさんの動物や種類がいて、かわいい動物をもっと知りたいと思うようになり、動物関係のお仕事に興味を持ち始めました。

ただ動物の治療や看護系よりは、生活しやすいように爪を切ったり清潔を保てるようにシャンプー・カットをしたりと動物の美容関係に興味が湧いていました。

高校の時の進路はやりたいことはあったものの、母が動物関係のお仕事は重労働だし低賃金だと教わり、あまりいいイメージがなくなってしまい、犬関係のやりたい仕事がありながらも仕事内面や将来の貯蓄やら考えて、トリマーという道から外れてしましました。ただあまり後悔していません。

一般企業の事務をしていましたが高校卒業したばかりの新卒として就かせていただき、社会人としてのマナーや接客態度、応対など基礎から教えていただきました。それは今のトリマーという道でもあまり変わりはないんじゃないかなと個人的に思います。

お客様に対する言葉遣いや対応も上司、先輩に対する感謝の気持ちや行動も

高校当時には考えもしなかったマナーや相手の気持ち。あたりまえだけど、ちゃんと考えて選ぶというか

そこが学生時は全然できていなかったんだなと今すごく思います。

一般企業で仕事していた社風の雰囲気や自分が好きな仕事かなと思うようになり、元々夢を見ていたトリマーを目指すように意識し始めました。

夜も寝ずに専門学校やトリマーとしての働き方をインターネットで調べ、気づいたら朝になっていた程なのを今でも覚えています。

ケンネルスクール在学中での思い出

在学中の私のお話をさせていただきます。

細かくは覚えていませんが、いくつか印象に残っていることがあります。

まず入学からまもなくしての初めてワンちゃんを実技させてもらったことです。

まずは犬を抱き上げテーブルに立たせるところからで、まずこの時点で先生から「犬が落下したら、怪我。最悪亡くなってしまう可能性もあります。」と教えていただき、今日この後落下してしまったらどうしようととにかく落下が怖かった印象があります。犬が痛くてかわいそうとか飼い主さんが悲しんだらどうしようとかすごく不安でした。

でもそのくらい真剣に取り組まないと、務まらないお仕事なのだと改めて実感しました。

爪切りや耳掃除も好きなワンちゃんは少ない中でどうやったら早く仕上げられるんだろうか

どうやって先生達みたいに早くできるようになるのか

先生たちは「回数を熟せばできるようになりますよ!」

これは卒業した頃でもずっと思っていましたが、今思うとその通りでトリミングサロンの実務経験を積み

実際にお預かりしたワンちゃんの飼い主様が1、2時間後もしくは爪切りのみで当日予約なしで来られたお客様は爪切りをしている姿を外から見ているなんてこともあります。

これは学校では経験のないことだったので、当初はすごい時間に気を使っていました。

あとはひたすら学校のモデル犬、スタッフ犬と遊んでいたことを覚えています。

トレーニングで頑張ってくれたにっぱちゃんやこぶたんくんなど

スタッフとして戻ってきて今ではすっかりお婆ちゃん、お祖父ちゃんのお年で少し寂しいです。

伝えたいこと

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

ここからは個人的に在学中にこれ知っておけばなとか、私が学生時代やっていなくて後悔したという内容です。

それはまずトリミングについてです。

え!?って思った方が多いと思いますが、細かく言うと学生時は後肢はなんとなくこうで、顔のカットもとりあえずかわいく丸くでしょ。とトリミングについて ”なんとなくこんな感じ” で卒業したことを後悔しています。

困ったのは就職先のトリミングサロンでのことです

就職半年程経過した頃、ようやくお客様のワンちゃんMダックスフンドの3mm全身バリカンを任せて頂いたのですがそこでもバリカンのアドバイスを頂いた後「かり残しが多すぎてこれじゃお客様にお返しできないからね」と当たり前なことですがショックでした。私は学校を卒業して学んできたのに全然だな。と

在学中に先生の動きや立ち位置をよく見ておきましょう

トリミングしている所をお客様が見ているかもしれません。「え?このトリマーさんに預けて大丈夫?」と思われないようにします。姿見や動画撮影で練習すると良いです。

トリミング中はもちろん先輩方もチェックしているはずなので悪い姿勢や目視で見えない箇所をカットしていると悪い印象になりますので気をつけましょう。

トリミング業務も少しずつやり始めてから、保護犬シェルターで預かっていたワンちゃんのグルーミングも担当していましたが、また強い口調でチェックをいただくのではないかと、とても恐怖を感じるようになりました。

そんな日々を重ね、「なぜ私はこの恐怖を感じながら仕事しているんだろう。大好きな動物と携わっているのに楽しくない」と毎日考え、10月あたりに「このまま怯えながら仕事しても誰もいい思いしないし、この先自分がここで楽しく仕事しているイメージが沸かない。」と思い店長とオーナーに相談しました。

そして、話しているうちに勝手に涙が出てきてしまい、会話も出来ないほど号泣しながら話を聞いていただき、「話してくれてありがとう。年末まで頑張ったら高橋さんも成長するから頑張ろう!」と前向きに退職を考えていただきました。

その言葉は本当で年末は人と同じで犬もキレイに年を越したいとお客様のご予約はパンパンで、次のお客様が来られる前に、前もって準備しとこうとか、このやり方で10分短縮できそうなど、考えに考えてやれるだけのことはやりきり、トリミングサロンを退職しました。

最初は焦らず丁寧に、そして先輩や上司の方には失礼のないように、気を使う。

サロンでも教え方、サロン独自の洗い方があります。

最初は学校で習ったからこのやり方!ではなくお店ではどう洗っているんですか?や乾かす手順ももしかしたら学校とは違うやり方かもしれないのでうるさいくらい念入りに聞きます。

業務に慣れてきたら自分で時間を作り、先輩がグルーミングしているところを見学させてもらうと良いです。

邪魔にならないようにアドバイスも貰えると成長できます。

世間には色んな方がいらっしゃって、合う合わないがあります。そこを今後自分がどうしたら良いか?を考えましょう。

私はわからなくなったので退職後落ち着いた頃に、ケンネルスクールに伺いました。

今はこうしてご縁があり、職につかせていただいてますが

今だからこそ、このトリミングはこの意味があってとか、余り理解できていなかったスタンダードを学び始めて奥が深いなとかまだまだ知りたいことが山積みですが、こんなにも興味を持たせていただいたことに感謝しています。

今後も生徒さんが将来、なりたいトリマーになれるよう日々教えていきたいです。

共に頑張りましょうね!

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