スペシャルトリマーにプラッキングセミナー
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多岐にわたる役割から始まったカット
犬ほど、大きさ、体型、多様な毛質や毛色などを持つ哺乳類はいないです
また、人と一緒に生活をしながらいろいな分野で活躍した動物も犬の他にはいないです
そのために、純血種と言われる犬たちは大きさや体型、毛質や長さ、色など役割にあった理想的な基準が設けられ
よりよく、子孫に引き継いでいけるよう今日までブリーディングされてきました
この理想的な基準をスタンダード(犬種標準)といいます
https://kennel-school.jp/blog/2024/07/28/だから面白いトリマーの仕事/
これだけ多くの犬種たちは、全てに役割をもっています
外貌の表現もそれにより違い、いろいと変化をしてきました
ある犬は、山林や洞穴に入り猟をするために身を守るために剛毛の毛を生やしたり
ある犬は、害獣と戦うために体の一部に多くの飾り毛を必要としたり
ある犬は、厳しい気候の中で生活するために厚い毛を生やしたりとしてきました
山林や洞穴に入り猟をするために身を守るために剛毛の毛を生やした犬達
労働者の犬として、害獣駆除や、アナグマ狩りや、キツネ狩りで作業犬が多くいました
その犬達は、森を駆け巡り、害獣が住む洞穴や巣穴に入り闘ったり、追い出し追っかけ回したりして
生活をしていました
そのためのに、ネズミなどの害獣から身を守るために剛毛の毛が必要になりました
代表的な犬種が、テリア種です
粘り強い猟犬から愛玩犬と変わってため必要になった技法
現在では、多くの犬達が本来の仕事から愛玩犬へと変わっていくなかで
性格やサイズ被毛なども少しづつ変化してきました
テリア達の本来持っていた剛毛の毛質もその一つです
巣穴になどに潜り込まなくなった猟犬達の被毛は、本来の剛毛から柔らかい被毛になってしまいます
その本来の剛毛な被毛をはやし、本来の毛色を作っていくことが現在では必要になっています
この技術をトリミングで行う「プラッキング」といいます
プラッキングという技法
本来、犬の被毛はアンダーコートとオーバーコートをもっています
季節などによって体温調節をするのも被毛の大切な役割でもあります
人の髪の毛も寿命がくると抜け、新しい毛が生えてきます
プラッキングは、被毛の寿命が来る前に人工的に被毛を抜いていきます
そうすることにより、準備ができてない被毛は慌てて成長しようとするので
活性化がおこり、本来の被毛より太く濃い剛毛が生えてきます
この技法は、抜きかたやタイピングによって仕上がり方が変わっていきます
とても奥の深い技術です
この技術を施術できるトリミングサロンは少なく、トリマーによっては大きな武器になります
自分で1頭を仕上げていくプラッキングセミナー
ケンネルスクーでは、1頭の犬を担当してもらいます
今回は、Mシュナウザー・ウェルッシュテリア・ケアンテリア・ワイヤーダックスの4犬種を
それぞれのスタンダートを理解しながら
第1ステージから第5ステージとして5回のセミナーで一頭を完全に仕上げていきます
他のスクールでは、体験のできないセミナーになっています
今回もテリアのスペシャリストでもある菅原輝義先生を招いてのセミナーがスタートしました
第1回目は、犬種によるプラッキングとスタンダードの理解の必要性を学び
第1ステージを抜いていきました
次回は、2週間あけての第2ステージと進んでいきます
初めはぎこちない手つきの生徒さんですが、後半はコツも掴めて作業もスムーズになりました
最終ステージが終わりましたら仕上がった犬たちをご紹介します