コロナ禍で長年勤めた会社を退職。40代で転職に選んだ「トリマー」
東京校に通う生徒さんにインタビューしました。
約20年間勤めていた会社を今年退職しました。
上場企業を辞めるの?コロナで大変な時に辞めない方がいいんじゃない?と止めていただく方もいましたが、コロナを経験したからこそ、今辞めて夢に向かって準備をしようと決断できたのかな?と思います。
トリマーになろうと思ったきっかけは?
初めてのわが子(あんずちゃん)をお迎えして、少し慣れてきた時に、「こんな施設があったらいいな」「こんなサービスがあったらいいな」と思うようになりました。
わんこと一緒にカフェで食事がしたい、トリミングをしている姿を見ながらお茶したい・・・など。
あんずちゃんとの時間も大切にしたいし、将来的には自分でそんな空間を作ってみたいなという夢を抱くようになってきました。
ドッグカフェにトリミングサロンを併設して、人と犬の癒し空間をやってみたい気持ちが強くなってき、会社を辞めるタイミングを考えていたんですね。4~5年悩んでいました。
区切りとして、50歳までには会社を辞めよう!と、なんとなく決めたんですが、新型コロナウイルスが猛威を振るいだして、人生についてもっと真剣に考えるようになりました。
一度の人生だし、今後の事を真剣に考えようと思ったんですね。
そんな時です。法改定があり、第一種動物取扱業の選任要件が変わってしまったんです。
開業した時に、一緒に働いていただける方に資格があったとしても、もし辞められてしまったらそこで廃業になってしまう可能性も。それを回避するためには、自身が要件を満たしておく必要があると。
そこで、トリマーの勉強を始めようと思いました。
他にも、魅力的なトリマーさんとの出会いです。
人見知りのあんずちゃんなので、サロン選びは悩みますよね。時間掛かりましたよ。
条件としては、「男性がいないこと」「おパンツカットができる、得意」「車が近くに止められること」。
なんと言っても、第一条件は、あんずちゃんが気に入ってくれるとこと。でした。
たまたま近くにサロンが開業したんです。問い合わせをしてみると、女性スタッフのみで、しかも広くておしゃれで好印象!
サロン自体に訪れることは初めてだし、わたしもドキドキしながら行ってみたんです。
すると、あんずちゃんがスタッフの方にすぐに慣れて。あのあんずちゃんが直ぐに心を開くなんて。
今では、うれションしてしまうほど、サロンを楽しみにするようになって。
そんな、気難しいあんずちゃんを癒してくださるトリマーさんに魅力を感じるようになったんですね。
大変なお仕事だと思うんですが、とっても素敵な職業だなと感じるようになりました。
自身がトリマーという職に就くのは難しいかもしれないけど、サポート側としてサロンを開業してみたいと思っていたのに、まさかトリマーの勉強を始めてしまうとは。周りも自分もびっくりですよね。
何故ケンネルスクールを選んだのですか?
自宅から通える範囲でいくつか候補を絞った中で、自分の生活スタイルに合ったスクールが、ケンネルスクールでした。
学校案内を取り寄せてから時間が経ってしまったのですが、Web説明会に参加させていただきました。
説明会終了後、個別でお話をさせていただくお時間をいただいて。丁寧にお話を聞いてくださったんです。
後日、スクール見学をさせていただきました。
そして、今までご対応いただいていた方が学長だったことを知ったんですね。
気さくな方だったのでびっくりしました。
なんだか、とっても安心感がわいたというか、ここにしよう!と、思いました。
フリータイム制を選んだ理由は?
コースを選択するのは、悩みました。
トリマーの勉強もしたい、他にもチャンレンジする時間も欲しいと思うと、自分でスケジュール管理がし易い
フリータイム制が今の自分には合っているのかな?と思い、選択しました。
先生の教え方についてはどうですか?
基礎を教えていただきながらも、ご自身の経験から他の手法も教えてくださることもあります。
その子の性格や状況によって対応できるよう、生きた経験をレクチャーいただけることは大変ありがたいです。
また、わんこ愛がすごいなと感じます。わちゃわちゃしている子でも先生たちに魔法をかけられた?と思うくらい、言うことを聞くんですよね。
実技に入って難しかったことは?
なんといっても、爪切りが難しいです。
爪切りが苦手な子が多いですよね。ガウガウされたり、絶対に触らせません!という態度で伏せをして足を隠されたり。
爪の色や状態によっても、どこまで切るのか悩みます。
まだいけるでしょうと思っても出血させてしまったり、逆にもっと切れますよと修正いただくことも。
爪切りは、汗だくでやっています。
あとは、保定ですかね。
保定が上手にできていないから、犬に不快感を与えてしまっているようでガウガウされてしまいます。
でも、先生方に代わっていただくと、あれ?同じ子?さっきまではなに?と思ってしまうほど、いい子になるんですよね。
保定は、全般の基本となるものなので、早くマスターしたいと思っております。
将来のビジョンについて教えてください。
コロナ禍によって、生活が変化することは、これからも大いにあるかと思います。
柔軟な対応ができるよう、色々な方面で準備をしていかなければいけないなと思っております。
今回は、そのひとつ開業に向けてについてお話をさせていただきますね。
人とわんこの癒しを提供できる空間を作りたいと思っております。
ドッグカフェを基盤として、トリミングサロンや室内ドッグランを併設したいです。
トリミングしているわが子を待ちながら、飼い主様がゆったりとカフェで食事をしたりお茶をしたり。
わが子がきれいになるのをお待ちいただく間に、ネイルも済ませられるようにネイルサロンがあってもいいなと思っています。
そんな夢を姉や友人に語っているんです。
姉には、カフェを仕切っていただきたいので、看板メニューの開発をしてみてよ!とお願いをしておりますが。
カメラ好きな父は、カメラに関するワークショップをお願いしたり、コレクションの珍しいレトロなカメラを展示できれば楽しいかなと思っています。
色々な目的でお越しいただける空間をご提供したいですね。
そうそう、あんずちゃんは人事部長です。人を見る目には厳しいですからね。あんずちゃんが心を開いた方は間違いないかと。
夢に向かって第一歩を踏み出した高さん。
私たちスタッフも、全力でサポート致します!
頑張れ!!