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人の感染症と犬の感染症を考えてみたら共通点もありました。

2020年4月3日
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NEWSTOP犬情報

予防と感染の流行


2020年世界的に大流行になっている、新型コロナウィルス。

ヒトからヒトへの感染が強いと言われているなか、台湾やドイツでは、ヒトからペットへの感染が確認され、ペットを飼っている方に衝撃が走りました。

ペットからヒトへの感染ではないことから、今の段階ではごく稀なケースとしてヒトからの感染としてます。ですので、新型コロナウィルスに感染した飼い主からの感染だったようです。

本日は、ペットを飼っている方も知ってほしいので、少しお勉強も兼ねて感染症についてお読みいただければと思います。

感染症の経路を理解する

感染症はペットの組織に侵入し、定着し、増殖していきます。一般的な感染症は次になります。

●細菌性ーサルモネラ属、カンピロバクター属

●ウィルス性ー犬パルボウイルス、猫カゼ

●真菌性ーアスペルギルス属

このような感染症を予防するには、直接接触と間接接触を理解しておきます。直接接触は、動物間の舐め合いや同室での多頭飼いや噛み傷による接触で、間接接触は、感染した動物の便、尿、唾液、体からの分泌物による汚染で、汚染環境は、敷物、食器など使用したものの接触になります。

今回の新型コロナウィルスは、ウィルス性です。情報機関で言われている通り、飛沫による間接接触が多いので、手洗いうがいはしっかりして予防していきましょう。このように感染症による接触のことを理解すれば、ペットを扱う時も同様です。もしも、感染症になっているペットのお世話をした後に、別のペットを触ると感染拡大になります。しっかりとした意識と清掃が感染拡大を防ぐことになります。

犬の伝染病と混合ワクチン

愛するペットを感染症から守るためには、混合ワクチンの接種をし抗体を作り、様々な伝染病からの侵入を防ぐことに繋がります。

ワクチンには下記の種類がありますが、基本①から⑤の種類を含んだワクチンを選びます。ただし、地域性というように、地域で流行っている、流行っていたなどのことから、その基本的な種類から⑥から⑪をプラスに選択して接種をします。しかし、過剰な接種は愛犬にダメージを与えることもありますので、獣医師に相談をして適切なワクチン接種を心がけてください。

また、近年では年に1度ではなく、抗体があれば守られることから、抗体検査をしながら過剰接種を気をつけている飼い主さんもいらっしゃいます。

①ジステンパーウイルス感染症

②アデノウイルスⅠ型感染症(犬伝染性肝炎)

③アデノウイルスⅡ型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)

④パラインフルエンザ感染症

⑤パルボウイルス感染症

⑥コロナウイルス感染症

⑦レプトスピラ感染症コペンハーゲニー型(イクテロヘモラジー/黄疸出血型)

⑧レプトスピラ感染症カニコーラ型

⑨レプトスピラ感染症ヘブドマディス型

⑩レプトスピラ感染症オータムナリス型

⑪レプトスピラ感染症オーストラリス型

この⑥のコロナウィルス感染症は、新型コロナウィルスとは違って、腸炎が主になります。症状は下痢・嘔吐などの、我々人間が冬に体験したことがあるノロウイルスや急性腸炎に似た症状です。今回の肺炎を伴う感染症とは少し違いますので混同しないようにしてください。



人畜共通感染症という感染症


人畜共通感染症は動物からヒトに伝播する病気で、代表的な感染症が狂犬病で感染すると命に関わる病気があります。狂犬病に感染している動物から間接接触をした場合、特に噛まれるなどした場合に発症します。他にもヒトに感染するものとしては下記のようなものがあります。

●サルモネラ症

●レプトスピラ症

●トキソプラズマ症

●犬回虫

●ノミ

●カイセン

●オウム病クラミジア

●狂犬病

このように、昔から人畜共通感染症は上記以外にもありますが、今回の新型コロナウィルスは、先程もお伝えしたように犬からヒトではなく、ヒトから犬やヒトから猫が確認されています。

しかし、人畜共通感染症についての基本方針としての予防策はこちらになります。

◆動物を扱った後には丁寧に手を洗う。人畜共通感染症でないとしても後々に関わることがあるからです。

◆人が使用する食器を使わず、ペット専用の食器を使う。

◆ペットに顔や口を舐めさせない。特に幼少の子供には注意は必要。

◆ハウスや床の排便を放置しない。必ず消毒をして拭き上げることが必要。

これを見てしまうと、動物を飼うのは・・・と思ってしまいますが、あくまでも感染している場合の動物を扱う場合ですし、ワクチン接種を行っているペットの場合だと軽減します。

感染症についてのお話でしたが、今回はこれまで発表されていた内容をまとめたものであり、医学者によっては違う見解もある場合もあります。

この新型コロナウィルスの問題によって、生活環境から学ばされていることも多いのですが、基本的なことは、まず予防をすること。そして、身を守ることをすることしながら感染拡大をしないことが必要です。

当スクールも、規模を縮小したり休校をしながら予防策を講じて様子を見ながら対応をしています。

説明会も個別相談会として個々で対応するなどしておりますので、気になる方はまずはお問い合わせをよろしくお願いします。

Web/来校説明会予約はこちらから

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